最近は、鍼灸治療を受ける女性患者さんが増えているといいます。女性特有の病気は、内科や外科よりも民間療法となる鍼灸治療が向いているようで、特に『慢性便秘』に効果的である声が聞かれています。若い頃から便秘の傾向があっても、放置しがちです。診察してから、灸をすえてくれます。便秘の場合には、大腸の運動の調整が上手くいっていないことが原因にもなり、鍼灸治療ではその調整をしてくれます。じんわり温かく、熱伝導による刺激がダイレクトに伝わります。腰あたりからすえるのですが、『大腸ゆ』からアプローチし、次に『天枢』や『府しゃ』にすえてくれます。また、便秘でも下剤を飲むと腹痛や下痢が止まらなくなり、腰が重くなる自覚症状を訴える女性も少なくありません。薬に頼りたくないのならば、やはり鍼灸治療が効果的です。下剤などに適さない体質という女性も少なくない話も耳にします。下剤ではなく、大腸の動きをよくするために繊維質のものを摂取することをアドバイスしてくれることもあります。治療でも大腸の動きを促進することを行いますし、全般的に身体の機能が落ちていることを察し、機能増進を目的にした鍼灸をすえてくれます。